いつもご訪問くださる方、そして、初めましての方も、当ブログへお越しいただきありがとうございます。ここのところは、読書に没頭し続けておりますあーちょりん(@achorinrin)です。
そんな今回は、かなり久し振りとなります読書記事をお届けしたいと思います(*´꒳`*)♪
空中ブランコ｜奥田英朗 (著)｜文藝春秋
内容説明
あーちょりん編
患者として登場するのは「サーカスの空中ブランコ乗り」や「プロ野球選手」等、それぞれの道で大活躍しているプロの人達。
ある日突然、空中ブランコ乗りは跳べなくなり、プロ野球選手はコントロール音痴になり、その道のプロとして生きて行く為に必要不可欠な、自身の得意とする才能を突然失い、彼らはパニックに陥ります。
その症状から脱け出す為、伊良部総合病院の神経科を訪れますが、担当医の伊良部一郎は、注射を打つことにしか興味がない！？、患者の話もまともに聞かない、とんでもなくめちゃくちゃな医者でした…。
果たして、彼らはそれぞれの道で、無事に本来の自分を取り戻せるのでしょうか？？？
引用編
跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り。刃物はおろか机の角まで怖い尖端恐怖症のやくざ。ダンディーで権力街道まっしぐら、の義父のカツラを剥がしたくてたまらない医者。伊良部総合病院地下の神経科には、今日もおかしな患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が……この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者を癒す名医なのか！？ 直木賞受賞。『イン・ザ・プール』につづく絶好調のシリーズ第２弾！
出典：紀伊國屋書店ウェブストア
ドクター伊良部シリーズ
今回読んだ『空中ブランコ』は、シリーズものです。
各ウェブストアで、内容紹介に「シリーズ第2弾！」としっかり書いてくださっているのにもかかわらず、気付かずに私は第2弾を真っ先に読んでしまいました...(¯∇¯٥)ｶﾅｼｲ
第1弾
第2弾
第3弾
これから読み始めるという方は、第1弾から順を追ってお読みすることをおすすめします！
この本を読み終えて
私が感じたこと
中学生時代のテニス部の試合で、それまでは普通に打てていたサーブが、途中から連続で空振りをするようになり、突然打てなくなってしまったことがあったのを思い出しました。
あまりに突然すぎて頭が真っ白になるし、その時にペアを組んでいた子にも申し訳なくて焦るし、試合を途中放棄して泣きたくなったのを覚えています（途中放棄はしていません）。
こんな風に、自分が得意なはずのことが、突然できなくなってしまうことって実際にあるんですよね。
私のこの場合も、精神面が影響した結果、起こった出来事だったと思っています。（極度のプレッシャーだったり、試合中のミスを気にし過ぎて気持ちを切り替えられなかったり）
自分が心の中に抱えているものは、必ず自分の行動に影響してしまうのですよね。
もっと大きく言えば、自分の人生に影響するということです。
マイナスの気持ちを抱えていると現実にマイナスに働くというのなら、心の中には、プラスの影響をもたらす気持ちやイメージをいつも抱えていれば良いのですよね。そうすれば、現実でもプラスの影響を受けることができるわけですから。
『空中ブランコ』を読んで、生きることは、自分の気持ちを自分でコントロールし続けていくこと（マイナスの気持ちやイメージを打ち消して、ひたすらプラスの方向へと導くこと）なのだなと、何だか真面目なことを考えたり思ったりしてしまいました。
作品自体は、クスッと笑える場面も多い、コミカルな作風なのですけどね（笑）。
こんな人におすすめ
何だか真面目な感想を書いてしまいましたが、物語自体は堅さなど全く無く、笑いながら楽しく読める作品です。頭を使わずさくさくと読める本をお探しの方にはおすすめだと思います。
章ごとに物語が完結するので、長い物語が苦手という方にもおすすめです。まとまった読書の時間を取れない方にも読みやすいと思います。
おわりに
気持ちが沈んだ状態が長引いてしまう時は、私の場合はひたすら読書をするか、ひたすらブログデザインのカスタマイズをするか、そのどちらかに没頭します。
どちらも好きなことで集中してしまえるので、その最中は余計な考え事をせずに済む（マイナスの気持ちを自分から引き離せる）からです。
前回落ち込み気味だった時はブログデザインをいじりっぱなしでしたけど（笑）、今回は読書の方が合っている感じですね♪
本のお蔭で徐々に気持ちの整理ができてきたりもするので、ただただ現実逃避をしているわけでもないんです（笑）。
シリーズものなのに順番グダグダで読み始めてしまいましたが（笑）、近いうちに「第1弾」と「第3弾」も読んでみようと思います(*´꒳`*)♪
そんなこんなで、
今回も、最後までご覧いただきありがとうございました☆
